ビジネスで大事なのは、何(売りモノ)を、どこ(売り場)で、誰(売り先)に、どんな言葉(売り文句)と方法(売り方)で、いくら(売り値)で売るかです。
そして、それらを誰(売り手)が考えて行うのかによって、同じビジネスであっても、その結果は大きく異なってきます。
ランチェスター経営株式会社の竹田陽一氏によると、従業員30人未満の会社では、業績の98%が社長一人の戦略実力で決まるそうです。
1.売りモノ
お客の金銭と交換される有形・無形の物財
①商品(製品)、②サービス、③技術、④情報、⑤権利、など
2.売り場
売りモノが売れる(取引できる)場所(範囲)
①営業地域、②商圏(立地)、③流通経路、④ディスプレイ、⑤広告媒体、など
3.売り先
売りモノを販売する対象(購入する可能性のある人=見込顧客・潜在顧客)
①客層:性別、年齢、職業、所得、趣味、価値観、居住地域など(見込客が個人の場合)
②業界:業種、業態など(見込客が会社・店舗・工場・事務所等の場合)
4.売り方
売りモノをお客に販売する方法、収入を獲得するための手段
①5つの販売方法:訪問販売、店頭販売、媒体販売、配置販売、展示販売
②収入の獲得手段:販売、賃貸、代行、指導、仲介など
5.売り値
売りモノの値段(3つの価格決定方式)
①原価志向型価格:原価(コスト)に必要な利益を上乗せした価格
②競争志向型価格:競争関係にある商品の値段を基準にした価格
③需要志向型価格:商品の需要を事前に調査した上で決定した価格
6.売り文句
見込客に売りモノの価値を伝える(購買行動を起こさせる)言葉
①キャッチコピー、②ネーミング、③USP(Unique Selling Proposition=独自の売り)
7.売り手
お客に売りモノを販売する側の責任者で、戦略(上記1~6など)を立案する人
①会社の社長、②店舗のオーナー、③個人事業主、などの経営者(経営権を持つ人)